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もし死んでもiPhone/iPadを家族・友人託せる ~Apple、「iOS 15.2」「iPadOS 15.2」を公開
脆弱性修正は43件。「tvOS」「watchOS」にもセキュリティアップデート
2021年12月14日 12:38
iOS 15.2
「iOS 15.2」ではSiriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとして「Apple Music Voice」プランを追加。Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラムといった新機能も導入されている。
Apple Music Voiceプラン
- Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
- “Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
- 曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能
プライバシー
- “設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能
カメラ
- iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxで超広角レンズに切り替えて写真やビデオをマクロ撮影するためのマクロ撮影コントロール
TV App
- “ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能
CarPlay
- Appleマップで、右左折車線、中央分離帯、自転車レーン、横断歩道などの道路の情報が詳しく表示されるように機能を改良(対応している都市のみ)
また、以下の機能改善や不具合の修正も行われた。
- iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能
- 省電力モード中のiPhoneを”探す”で最大5時間検出することが可能
- “株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能
- “リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能
- VoiceOverが動作中にiPhoneがロックされているとSiriが応答しないことがある問題
- 他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題
- iPhoneがロックされていると、ガレージドアを含むHomeKitシーンがCarPlayから実行されない場合がある問題
- CarPlayで一部のAppの“再生中”情報がアップデートされない場合がある問題
- iPhone 13モデルでビデオストリーミングAppのコンテンツが読み込まれないことがある問題
- Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題
iPadOS 15.2
「iPadOS 15.2」でも「Apple Music Voice」プラン、Appプライバシーレポート、デジタル遺産プログラムへの対応が行われた。
Apple Music Voiceプラン
- Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
- “Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
- 曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能
プライバシー
- “設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能
Apple ID
- “デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能
TV App
- “ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能
また、iPad向けの機能向上や不具合の修正も含まれている。
- 画面の左下隅または右下隅からスワイプしてクイックメモにアクセスするための“メモ”の設定
- iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能
- “リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能
- VoiceOverが動作中にiPadがロックされているとSiriが応答しないことがある問題
- 他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題
- Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題
セキュリティ修正
脆弱性の修正は、CVE番号ベースで42件。内容は任意コードの実行や権限昇格、サンドボックスのバイパス、ユーザー情報の漏洩など多岐にわたるが、今のところ悪用の事例は確認されていないようだ。
また、「tvOS 15.2」でも25件、「watchOS 8.3」でも28件のセキュリティ欠陥が対処されており、アップデートが推奨されている。