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Windows Serverの緊急パッチが出そろう ~不安定になり最終的には応答が停止する可能性

リモートデスクトップ接続(RDP)に関わる既知の問題

同社のサポートページ

 米Microsoftは1月5日(現地時間、以下同)、追加の更新プログラム「KB5010197」「KB5010195」を定例外で公開した。2021年12月の月例パッチを適用するとWindows Serverの応答が停止する問題に対処したもので、これで影響するバージョンがすべてカバーされたことになる。

 同社によると、12月14日にリリースされた月例更新プログラムをインストールしたWindows Server環境で、黒い画面が表示されたり、サインインが遅くなったり、パフォーマンスが全体的に低下する現象が報告されていたとのこと。最終的にはサーバーの応答が停止してしまう可能性がある。これはリモートデスクトップ接続(RDP)に関わる既知の問題だという。

 影響範囲と、それに対応するパッチは以下の通り。

  • Windows Server 2022:KB5010197(今回リリース)
  • Windows Server 2019:KB5010196(4日リリース)
  • Windows Server 2016:KB5010195(今回リリース)
  • Windows Server 2012 R2:KB5010215(4日リリース)

 なお、これらの更新プログラムは「Windows Update」からは提供されず、自動インストールすることはできない。「Microsoft Update カタログ」からスタンドアロンの更新パッケージを入手する必要がある。