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Windows 10 → 11でSQL Server関連のパフォーマンスカウンターが利用不能になる問題

Windows Server 2016 → Windows Server 2019へのバージョンアップでも発生

「Microsoft Tech Community」でのアナウンス

 米Microsoftは3月8日(現地時間)、「SQL Server」を構築済みの日本語環境でWindowsをバージョンアップすると、「SQL Server」関連のパフォーマンスカウンターが利用できなくなるケースがあることを明らかにした。以下のバージョンアップパターンで発生が確認されているという。

  • Windows 10 → Windows 11
  • Windows Server 2016 → Windows Server 2019

 具体的には、パフォーマンスカウンターの選択画面で[SQL Server:XXXXX]という名称のカウンターが表示れなくなる。また、該当のカウンターに対応するWMIクラスも利用できなくなるとのこと。

 この問題は、「SQL Server」の修復インストールで解決できるとのこと。また、以下のコマンドでパフォーマンスカウンターを再登録することでも対処できるとのこと。

# 管理者権限の「コマンド プロンプト」を起動し、以下のコマンドを実行

# 1. カウンターを再構築
cd c:\windows\system32
lodctr /R
cd c:\windows\sysWOW64
lodctr /R

# 2. WMIでカウンターを再同期
WINMGMT.EXE /RESYNCPERF

# 管理者権限で「PowerShell」を起動し、以下のコマンドを実行

# 3. パフォーマンス ログと警告サービスを停止して再起動
Get-Service -Name "pla" | Restart-Service -Verbose

# 2. WMIサービスを停止して再起動
Get-Service -Name "winmgmt" | Restart-Service -Force -Verbose