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「SQL Server 2012」は来年7月12日でサポート終了 ~移行猶予が必要な組織には有償延長サポートを提供へ

2023年サポート終了の「Windows Server 2012/2012 R2」にも3年間のESUを提供

「SQL Server 2012」がサポート終了

 米Microsoftは7月14日(現地時間)、「SQL Server 2012」のサポート終了が2022年7月12日に迫っていることを注意喚起した。また、「Windows Server 2012」「Windows Server 2012 R2」に関しても2023年の10月10日にサポート期間満了を迎えることをアナウンスしている。

 サポートが終了した製品にはセキュリティアップデートが定期的に提供されなくなるため、セキュリティ攻撃をうけたり、コンプライアンス上の重大なリスクを引き起こす可能性がある。安全に利用し続けるためには、後継バージョンへの移行が必要だ。

 しかし、なかにはまだ移行の準備ができておらず、もう少し猶予がほしいという組織もあるだろう。そうした組織のために、「SQL Server 2012」と「Windows Server 2012/2012 R2」に拡張セキュリティアップデート(ESU)が提供されることになった。

 この延長サービスオプションは有料だが、サポート終了からさらに3年間の定期的なパッチ提供を受けることができる。「Azure」で「SQL Server」と「Windows Server」を運用している場合はESUが3年間無料となるので、オンプレミスで運用している場合はクラウドへの移行も検討したい。

 なお、すでにサポートが終了している「Windows Server 2008/2008 R2」および「SQL Server 2008/2008 R2」では、「Azure」で運用する場合のみさらに1年間のESUが提供されるとのこと。