ニュース

「SQL Server 2012」は来月サポート終了、「Windows Server 2012/2012 R2」もあとわずか

できるだけ早い後継・代替ソリューションへの移行を

「SQL Server 2012」は来月サポート終了

 「SQL Server 2012」は今年7月12日に、「Windows Server 2012」「Windows Server 2012 R2」は来年10月10日にサービス終了を迎える。米Microsoftは6月28日、公式ドキュメントサイトに告知ページを設置した(いずれも米国時間)。

 このサポート終了日を過ぎると、製品にはセキュリティ関連を含むアップデート、不具合の修正、テクニカルサポートが提供されなくなる。製品の機能がただちに停止することはないが、セキュリティ攻撃などのリスクを考慮すると利用の継続はまったくおすすめできない状態となる。できるだけ早い後継・代替ソリューションへの移行が必要だ。

 同社が移行先として推奨しているのは、クラウドサービス「Azure」だ。なかでもユーザーによる管理が不要なPaaS(Platform as a Service)の「Azure SQL Managed Instance」の利用が望ましいが、仮想マシンでの運用を望む場合は「Azure Virtual Machine」への移行も可能。この場合、3年間の延長セキュリティアップデート(ESU)が無償で提供される。

 また、オンプレミスのソリューションが必要な場合は「Windows Server 2019」、「Windows Server 2022」、「SQL Server 2019」へのアップグレードも可能。移行に猶予が必要な場合は、ESUを購入して当面の間「Windows Server 2012/2012 R2」と「SQL Server 2012」の利用を継続することもできる。