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すでに攻撃が確認されているWebRTCの脆弱性、「Microsoft Edge」でも修正

バージョンがv103.0.1264.49になっているか確認を

「Microsoft Edge」v103.0.1264.49

 米Microsoftは7月6日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」の最新安定(Stable)版v103.0.1264.49を公開した。脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、以下の2件。いずれも「Chromium」の問題で、「Google Chrome」でもv103.0.5060.114で解決されている。深刻度の評価はいずれも「High」。

  • CVE-2022-2294:「WebRTC」におけるヒープバッファーオーバーフロー
  • CVE-2022-2295:スクリプトエンジン「V8」における型混乱

 「CVE-2022-2294」はすでに悪用が確認されているとのことで、できるだけ早い対応が必要だ。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上の[設定など](…)メニューから[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。

[編集部注] Microsoftの「Security Update Guide」では脆弱性の内容とCVE番号の組み合わせが「Google Chrome」のリリースページの記述とあべこべになっています。悪用が確認されている『「WebRTC」におけるヒープバッファーオーバーフロー』のCVE番号は、「Google Chrome」のリリースページでは 「CVE-2022-2294」 となっているため、本稿では「Google Chrome」のリリースページの記述を採用しました。