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「PortableApps.com」で「Google セーフ ブラウジング」の誤検知が発生

「Google Chrome」などですべての配布アプリがブロックされてしまう

「PortableApps.com」で、すべての配布アプリがブロックされてしまうトラブル

 さまざまなアプリをUSBメモリなどで持ち運べるように「ポータブル」化して配布している「PortableApps.com」で、すべての配布アプリが「Google セーフ ブラウジング」(Safe Browsing)にブロックされてしまうトラブルが発生中だ。米国時間7月23日に公開された声明で、その詳細と対策が報告されている。

 「PortableApps.com」によるとこれは誤検知で、Google傘下のマルウェアスキャンサービス「VirusTotal」でもマルウェアではないことが確認されているとのこと。また、一部のセキュリティソフトで誤検知が発生しているが、これも問題を報告済みだという。

 「PortableApps.com」はオープンソースアプリの配布元をすべて「sourceforge.net」に切り替えて対処しており、「Firefox」や「Opera」で問題は発生しない。「Microsoft Edge」では「一般的にダウンロードされていません」という注意喚起が表示されることがあるが、問題なく利用できる。

 ただし、「Google Chrome」などでは依然「危険なファイル」だとしてダウンロードがブロックされることがあるようだ。「セーフ ブラウジング」の再審査には最大72時間かかるようで、トラブルが解消するにはもう少し時間がかかるかもしれない。「PortableApps.com」は地理的に離れたデータセンターへ一時的にダウンロードサーバーを設けるなどして対処に当たっている。