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Androidの“WebView”コントロールで“セーフ ブラウジング”がデフォルト有効化

Android 8.0のGoogle Chromeと同等のマルウェア・フィッシング保護がすべてのアプリに

“Google Safe Browsing(セーフ ブラウジング)”による警告(同社サイトより引用)

 米Googleは17日(現地時間)、AndroidアプリでWebコンテンツの表示に使われている“WebView”コントロールで、“Google Safe Browsing(セーフ ブラウジング)”を既定で有効化したことを発表した。「Android 8.0」(API Level 26)に搭載されている「Google Chrome」と同等のマルウェア・フィッシングサイト対策機能が、“WebView”を使うすべてのAndroidアプリで利用できる。

 これまでも“WebView”コントロールで“セーフ ブラウジング”を有効化することは可能であったが、アプリケーションマニフェストで開発者が明示的に機能の利用を宣言する必要があった。しかし、今年4月にリリースされた「WebView 66」では“セーフ ブラウジング”が初期状態で有効化されており、開発者がアプリに手を加えなくても機能するようになる。

 なお、ベータ版の“WebView”コントロールで“chrome://safe-browsing/match?type=malware”へアクセスすれば“セーフ ブラウジング”の動作テストが行えるとのこと。また、“API Level 27”以降に対応したアプリならば、“セーフ ブラウジング”の新しいAPIを利用して動作をカスタマイズできる。