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Microsoft、新しいAndroid版「Power Automate」アプリを一般公開

ナビゲーションを簡素に、応答速度も改善

Microsoft、新しいAndroid版「Power Automate」アプリを一般公開

 米Microsoftは8月23日(現地時間)、今月中旬からプレビューテストしていた新しいAndroid版「Power Automate」アプリ(v3.0)を一般公開した。今後数週間をかけてロールアウトされる。「Google Play」ストアで自動更新を有効にしているならば、何もしなくてもアップデートされるはずだ。

 Android版「Power Automate」アプリを利用すると、手元のスマホでフロー(さまざまなWebサービスを連携させて実現した処理)の実行状況を手軽にチェックすることが可能。モバイルアプリからフローをトリガー(起動)したり、フローを一時的に停止したり、フローから送られてきた承認を確認して承認・却下を選ぶこともできる。

 今回リリースされた新しいAndroid版「Power Automate」アプリでは、ユーザーからのフィードバックを参考にデザインを一新。あまり使われていない機能を大胆に整理した結果、ナビゲーションが簡素化され、使いやすくなった。一部のユーザーが直面していたログイン問題が解消されたほか、アプリの応答時間も改善されているという。

5つの画面からなる旧アプリ
3つの画面に再編された新しいアプリ。応答時間も改善

 モバイルアプリでフローの作成と編集が行えなくなったのは残念だが、Webブラウザーで「Power Automate」のWebサイトにアクセスすればよいので、あまり問題にはならないだろう。また、特定の場所で発動するトリガー(ジオフェンス)は利用する人があまりいなかったため廃止されている。

 Android版「Power Automate」アプリは「Android 5.0」以降に対応しており、現在「Google Play」から無償でダウンロードできる。