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Excel方眼紙の自動化も視野に? デスクトップ版「Power Automate」2022年8月更新

テキストをトリミングするアクションも追加

デスクトップ版「Power Automate」の8月更新

 米Microsoftは8月18日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate for desktop)の2022年8月アップデート(v2.23)を発表した。本バージョンでは、「Excel」ワークシートの行・列のサイズを変更するアクションが新たに導入されている。

 このアクションを利用すると、指定した列の高さを調整したり、すべてのセルの幅を揃えることが可能。ワークシートの体裁を統一したり、可読性を向上させたい場合に活用できる。

 ちなみに、列の幅は文字数(既定フォントの半角文字の幅が基準)、行の高さはポイント(1ポイント=1/72インチ)を整数値で指定するようだ。そのため、いわゆる「Excel方眼紙」を自動作成するといった用途にはあまり向いていない。今後の改善に期待したい。

「Excel」ワークシートの行・列のサイズを変更するアクション

 そのほかにも、テキストをトリミングするアクションが追加。正規表現などに頼らなくても指定した文字の前や後ろ、間のテキストを取得できるようになった。「SharePoint」のコネクターもプレビュー版として導入されており、今後も拡充していくという。

テキストをトリミングするアクション

 デスクトップ向け「Power Automate」(旧称:Power Automate Desktop)は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には標準で含まれている。