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「Windows Update」の適用で「大臣NXシリーズ」にエラー ~2022年11月パッチが原因か【11月25日追記】

サポートページに対策版のインストール手順が掲載

応研のサポートページ

 2022年11月のWindows向けセキュリティ更新プログラムを適用した環境で、「大臣NXシリーズ」の実行中にエラーが発生する現象が報告されているようだ。会計ソフト「大蔵大臣」を提供している応研(株)が、自社のサポートページで案内している。

 それによると、当該環境ではアプリの起動時に「ODBCエラー」(ステータスコード/ネイティブコードは37000/16909または00000/0)が発生したり、日付が昭和表示になるなどの問題が発生するという。この問題が発生するのは「大臣NXシリーズ」のみで、「大臣NXクラウド」は影響を受けない。

 対象とされているOSと更新プログラムは、以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 22H2:KB5019980
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5019961
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5019959
  • Windows 10 バージョン 21H2:KB5019959
  • Windows 10 バージョン 21H1:KB5019959
  • Windows 8.1:KB5020023
  • Windows Server 2022:KB5019081
  • Windows Server 2019:KB5019966
  • Windows Server 2016:KB5019964

 現在、同社はMicrosoftに対応を問い合わせているとのこと。正式な対応方法を案内するまで、アップデートの適用を見送るよう呼び掛けている。

「Windows Update」の一時停止

[2022年11月17日編集部追記] 11月16日付で応研のサポートページが更新され、本問題の対策版が提供開始された。保守サービス(DMSS/DTSS)会員向けに「大臣アップデート」で順次提供される。DMSS/DTSS会員でない場合は別途対応手順が案内されるという。各アプリケーションのアップデート提供予定日とアップデート後のバージョンは以下の通り。

各アプリケーションのアップデート提供予定日とアップデート後のバージョン

 なお、「給与大臣NX」はDMSS会員向けにv4以降の更新プログラムを提供済みとのこと。

[2022年11月25日編集部追記] 応研のサポートページによると、すべての対象製品の対策版提供が開始された。また、11月22日付で対策版のインストール手順が掲載されている。