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オープンソースの老舗メールソフト「Sylpheed」、開発を「Subversion」から「GitHub」へ

Windows/Linuxなどで動作するシンプル・軽快・多機能な3ペインメーラー

「Sylpheed」の「GitHub」リポジトリ

 オープンソースのメールソフト「Sylpheed」の公開リポジトリが11月29日、「GitHub」へ移された。これまでは「Subversion」でバージョン管理されていた。

 「Sylpheed」は、GUIツールキット「GTK」をベースに開発されているメールクライアント。Windowsだけでなく、Linuxや他のPOSIX準拠のUnix系OSで動作する。ライセンスは「GNU GPL」。

 「Outlook Express」や「Becky! Internet Mail」のように、Windows環境のメールソフトでは古くから採用されている3ペインのユーザーインターフェイスを備えており、親しみやすいのが特徴。1メール=1ファイルで管理されるデータ構造もシンプルだ。

 また、国産だけあって日本語処理に優れる上、フィルタリング・検索、迷惑メール対策、「GnuPG」による電子署名と暗号化などにも対応する多機能性も魅力。それでいて機能は比較的シンプルにまとめられており、C言語で開発されていることも相まって、比較的軽量だ。

「Sylpheed 3.7」

 執筆時現在の最新安定版は、2018年1月リリースの「Sylpheed 3.7」。他に開発版の「Sylpheed 3.8」があり、こちらは今年9月のものが最新版となっている。

ソフトウェア情報

【著作権者】
Hiroyuki Yamamoto 氏
【対応OS】
Windows 7/8.1/10、Linuxなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.7(18/01/31)