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「iOS 16.3.1」「iPadOS 16.3.1」が公開 ~WebKitにゼロデイ脆弱性、早期のアップデートを

iCloud設定が応答しない問題も修正

Apple、「iOS 16.3.1」「iPadOS 16.3.1」を公開

 米Appleは2月13日(現地時間)、「iOS 16.3.1」および「iPadOS 16.3.1」を公開した。無料のアップデートとして提供されており、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションからダウンロード・適用できる。

 「iOS 16.3.1」のアップデート内容は下記の通り。重要なバグ修正に加えて「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」両モデルにおける衝突事故検出の最適化も行なわれている。

  • iCloudがAppで使用されていると、iCloud設定が応答しない、または間違って表示される場合がある問題
  • Siriからの“探す”リクエストが機能しない場合がある問題
  • iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化

 また、「iPadOS 16.3.1」についてもバグ修正を実施。詳細は下記の通り。

  • iCloudがAppで使用されていると、iCloud設定が応答しない、または間違って表示される場合がある問題
  • Siriからの“探す”リクエストが機能しない場合がある問題

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで2件。アプリからカーネルの権限によって任意のコード実行が可能となる「CVE-2023-23514」、WebKitにおいて細工されたWebコンテンツを処理することで任意のコードを実行される「CVE-2023-23529」に対処したものとなっている。

 「CVE-2023-23529」は、すでに悪用されている恐れのあるゼロデイ脆弱性とのこと。できるだけ早い対処が必要だ。