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安全ではないパスワードのコピペも「Microsoft Defender SmartScreen」が警告するように

CanaryチャネルのBuild 25324でテストを開始

安全ではないパスワードをコピー&ペーストした場合にも警告ダイアログを表示

 「Windows 11 バージョン 22H2」(2022 Update)ではOS内蔵のフィッシング対策機能「Microsoft Defender SmartScreen」で「強化されたフィッシング保護」(Enhanced Phishing Protection)という技術が導入されており、以下の追加保護の恩恵を受けることができる。

  • 「Microsoft Edge」や「Google Chrome」などで職場または学校のパスワードを悪意のあるWebサイトに入力しようとした際に警告するとともに、ユーザーにパスワードの変更を促す
  • 職場または学校のパスワードを再利用すると、それを警告するとともに、ユーザーにパスワードの変更を促す
  • 職場または学校のパスワードを「メモ帳」や「Word」または「Microsoft 365 Office 」アプリにコピーすると警告し、ファイルからパスワードを削除するように促す

 同社はこの機能を拡充し、安全ではないパスワードをコピー&ペーストした場合にも警告ダイアログを表示することを検討している。

 この機能は、「Windows セキュリティ」アプリの[アプリとブラウザー コントロール]-[評価ベースの保護]セクションで[フィッシング保護]のオプションを有効化している場合に機能する。まずは米国時間3月23日に「Windows Insider」のCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11」Build 25324の一部で提供を開始し、テストを実施するとしている。

「Windows セキュリティ」アプリの[アプリとブラウザー コントロール]-[評価ベースの保護]セクション
[フィッシング保護]のオプションを有効化(スクリーンショットは製品版ビルドのもの)