ニュース

複合現実HMD「HoloLens 2」のOSがWindows 11ベースに

Microsoft、「Windows Holographic バージョン 23H1」を発表

同社の複合現実(Mixed Reality)ヘッドセット「HoloLens 2」

 米Microsoftは6月13日(現地時間)、「Windows Holographic バージョン 23H1」をリリースした。「Windows Holographic」は、同社の複合現実(Mixed Reality)ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens 2」のOS。これまではWindows 10がベースだったが、今回のアップデートでWindows 11へ移行するという。

 「Windows Holographic バージョン 23H1」には、「WebView2」コントロールが利用可能になり、ネイティブアプリに「Microsoft Edge」相当のWebコンテンツを表示する機能を埋め込めるようになった。また、複合現実空間のアプリを同時に終了させる機能が追加されるなど、さまざまな改善が行われている。

 一方で、デバイスのリセット要件が引き上げられているので注意。デバイスのバッテリー残量が40%以上、ディスクの空き容量が6GB以上でなければ、デバイスの初期化を開始するボタンは有効にならない。

 また、「Windows Holographic バージョン 23H1」のリリースに伴い、「バージョン 20H2」への月例アップデートは打ち切られる。新しいリリースにリソースを集中し、価値ある改善の提供を継続するためだという。