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「WebView2」がXboxのアプリで利用可能に ~HTMLエンジンがEdgeHTMLからBlinkへ

最新のWeb APIを活用できる

「WebView2」採用の「Microsoft MakeCode」

 米Microsoftは11月1日(現地時間)、「WebView2」がXboxのアプリで利用できるようになったと発表した。同社のプラットフォームすべてで、新しい「Microsoft Edge」をWebアプリ・コンポーネントの基盤として利用できるようになる。

 Xboxはゲームをプレイするだけでなく、さまざまなアプリでメディアコンテンツを楽しめる。これらのアプリの多くはWebベースであったり、Webコンポーネントを活用している。

 しかし、従来のXboxはHTMLエンジンが「EdgeHTML」ベースの「WebView」のままと古く、アプリ開発者からは新しい「Blink」(Chromium)ベースの「WebView2」コントロールを望む声があがっていた。

 同社によると、「WebView2」はXboxアプリ開発者に以下の恩恵をもたらすとのこと。

  • 最新のWeb APIを使用できる
  • パフォーマンスの向上
  • リモートデバッグ体験の改善

 Xboxにおける「WebView2」の採用例としては、すでに同社の「Microsoft MakeCode」アプリがある。「MakeCode」は無料のオンラインコンピューティング教育プラットフォームで、子どもたちにゲームの作り方を教えたり、開発したゲームをXboxで友だちと遊ぶことができる。また、Xboxで人気のストリーミングアプリ「STARZ」も「WebView2」コントロールをいち早く採用し、インターフェイスやメディアストリーミング体験の構築に役立てているという。