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「Firefox 115」に再びマイナーアップデート、クラッシュの問題や脆弱性を修正

「mail.yahoo.co.jp」などでキャレットが表示されない問題にも対処

「Firefox」v115.0.2

 Mozillaは7月11日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v115.0.2をリリースチャネルで公開した。この1週間で2度目のマイナーアップデートとなる。

 本リリースにおける変更点は、以下の通り。

  • 悪意をもって注入されたDLLインスタンスをブロックすると、一部のWindows 10/11環境で「Firefox」の起動時にクラッシュする問題に対処
  • 「mail.yahoo.co.jp」などテキストエディターにキャレットが表示されない不具合を修正
  • 一部のWebサイトでオーディオレンダリングが壊れていた不具合を修正
  • patternTransformのトランスレートが誤った単位を使用していた不具合を修正
  • Windows 7環境でクラッシュを引き起こす可能性のあるDLLブロックリストの問題に対処

 セキュリティ関連では、ワーカーにおける解放後メモリ利用の問題(CVE-2023-3600)が対処された。深刻度は4段階中上から3番目の「Moderate」。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。