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「Google Chrome 119」で攻撃を確認、ゼロデイ脆弱性を修正した最新版が公開

Windows環境にはv119.0.6045.199/.200が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv119.0.6045.199/.200が展開中

 米Googleは11月28日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv119.0.6045.199/.200が、Mac/Linux環境にはv119.0.6045.199が順次展開される。

 今回のリリースは、7件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。このうちCVE番号が明らかにされているのは6件で、深刻度はすべて4段階中上から2番目の「High」と評価されている。

 このうち、グラフィックスライブラリ「Skia」における整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2023-6345)は、すでに悪用が確認されているとのこと。一刻も早いアップデートが望ましい。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。

設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能