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「Visual Studio Code」2024年3月更新、カスタムエディターラベルなどの新機能を追加
v1.88.0が安定版に
2024年4月8日 15:46
米Microsoftは4月5日(日本時間)、「Visual Studio Code」の2024年3月アップデート(v1.88.0)を正式公開した。このリリースには「TypeScript 5.4」が含まれており、型チェックと「IntelliSense」が改善。また、UIプラットフォームも「Electron 28」へアップデートされている。
ワークベンチ
本バージョンでは、カスタムエディターをフローティングウィンドウへ分離できるようになった。WebView APIに対応するマークダウンプレビューやブラウザプレビュー、16進バイナリの編集が可能な「Hex Editor」など、複雑なカスタムエディターも分離できる。
また、カスタムエディターラベルがサポートされ、同じファイル名のエディターを区別しやすくなった。複数の文書を並べて同期スクロールする機能や、クイック検索の改善なども含まれている。
エディター
スクロールバーにドキュメント全体を縮小表示し、ナビゲーションを改善するミニマップに、セクションヘッダーが大きくレンダリングされるようになった。「//#region」でマークした部分がミニマップにわかりやすく表示されるため、目的の場所へ素早く移動できる。
そのほかの改善
本リリースでは、そのほかにも多くの改善が施されている。
- 拡張機能のアップデート時にウィンドウをリロードすることなく拡張機能を再起動できるように(一部拡張機能を除く)
- テストカバレッジAPI
- ノートブック セクションでセルを実行
- ターミナルから直接「Copilot」のインラインチャットの会話を開始(プレビュー機能)できるなど、AI連携を改善
- Pythonの自動検出の改善。「Flask」と「Django」のスタートアップファイルを検出できるように
「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ(Microsoft Store)から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。
Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー(Language Server)対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.88.0(24/04/05)