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ARM64ビルドが安定版に ~フリーのコードエディター「Visual Studio Code」2020年6月更新

新しいJavaScriptデバッガーがデフォルトで利用可能

「Visual Studio Code」v1.47

 米Microsoftは7月9日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2020年5月アップデート(v1.47)を正式リリースした。本バージョンの目玉は、Windows向けのARM64ビルドが安定版として提供されるようになったこと。“Surface Pro X”をはじめとするARM CPU搭載のWindowsデバイスでもネイティブで動作するようになり、パフォーマンスの向上が期待できる。

 ユーザーインターフェイス面では、ソース管理パネルの強化が目に付く。複数のリポジトリを集約したシングルビューが追加されたほか、ソースビューを名前やパス、状態で並び替えるオプションが追加され、表示をリスト・ツリーに切り替えるオプションとともに[View & Sort]メニューにまとめられた。

複数のリポジトリを集約したシングルビュー
[View & Sort]メニュー

 さらに、設定エディターではオブジェクトの編集がサポートされた。従来はJSONファイルを編集する必要があったが、最新版ではリストとプルダウンでオプションを管理できる。また、新しいスクリーンリーダー機能が導入され、アクセシビリティが改善された。

設定エディターではオブジェクトの編集がサポート

 開発関連では、新しいJavaScriptデバッガー(vscode-js-debug)がデフォルトになったのが目玉。新しいデバッガーはモダンなアプリケーションが要求するリッチなデバッグ機能を初期設定で、または少ない設定変更で提供することを目的としており、子プロセスとワーカーのデバッグ、ターミナルにおける「Node.js」プロセスのデバッグ、ネイティブなパフォーマンスプロファイルなどを標準でサポートする。

 そのほかにも、同梱の「TypeScript」を「TypeScript 3.9.6」へアップデート。プレビュー版では「TypeScript 4.0」サポートの準備も進んでいる。また、16進バイナリの編集が可能な「Hex Editor」をはじめとする拡張機能の強化や、「Visual Studio Code Installer for Java」のMac対応なども行われている。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.47(20/07/09)