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Figma、プロンプトからデザインを生成できる「Figma AI」を無料ベータ公開
ワンクリックでプロトタイプ制作、レイヤー名の自動変更などのAI機能も
2024年7月1日 10:46
米Figmaは6月26日(現地時間)、サンフランシスコにて開催した年次デザインカンファレンス「Config 2024」において、プロンプトからデザインを生成できるネイティブAI機能「Figma AI」を発表した。ベータ版が段階的に提供されており、ユーザーは製品内の待機リストに登録することで同機能の利用をリクエストすることができる。ベータ期間中は無料だが、正式リリース後には価格が提示される予定。
「Figma AI」では、Figmaのデザインツールでは初となるネイティブAI機能。ワークフローをスピードアップし、プロのデザイナーの技術を向上させる。新機能により、簡単なプロンプトでデザインの下書きを生成できるようになり、デザイナーはビジョンを表現するさまざまな方法を素早く検討できるようになるという。
また、テキストや画像を書き換えたり、編集したり、置き換えたりする機能により、デザインをより洗練させることもできる。AIを活用したプロトタイプ、レイヤー構成、ビジュアル検索により、迅速なプロトタイピングと改善作業が可能となる。
「Figma AI」の特徴
- デザインの作成
テキストでのプロンプトから、さまざまなスタイルやレイアウトを備えたモバイルおよびWebのUIモックアップを作成することができる - ビジュアル検索
フレーム、画像、スクリーンショットを使用してチームの作業を検索してデザインを見つけたり、似たような問題を解決したチームメイトからヒントを得ることができる - レイヤーの名前付け
ワンクリックでファイル内のすべてのレイヤーの名前を適切に変更し、整理することができる - AIを活用したプロトタイプ
手作業不要で静止画やデザイン画のモックアップを、動作するプロトタイプに組み込むことができる - 面倒なタスクを自動化するアクション
AIアクションを使用することで、リアルに表現したテキストの追加、翻訳、トーンの調整、画像の作成、背景画像の除去などをすべて「Figma」で実行することができる
なお、「Figma AI」は、無料プラン(スターターチーム)および、すべての有料プランで自動的に適用される。管理者は、チームや組織が「Figma」でAIを使用するかどうかを制御可能で、いつでもオプトアウトできる。
また、Figmaと米OpenAIとの間でデータをモデルトレーニングには使用しないと定めているとのこと。