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WSL環境の構築も簡単に ~Microsoftの開発ダッシュボードアプリ「Dev Home」v0.16
アプリ開発環境の構築、管理、ワークフローの監視、パフォーマンス追跡までを一元化
2024年7月22日 11:08
米Microsoftは7月19日(日本時間)、「Dev Home」v0.16をリリースした。今回のアップデートでは、実験的機能を卒業したばかりの[Environment](環境)ページが新たに「Windows Subsystem for Linux」(WSL)へ対応した。
「Dev Home」は、開発者向けのダッシュボードアプリ。拡張機能でウィジェットや機能を追加できる仕組みになっており、「GitHub」リポジトリで進行中のタスクを一覧したり、デバイスのリソース使用状況(CPU使用率、メモリ使用量など)を表示したりと、ワークフローの監視から開発デバイスのパフォーマンス追跡までを一元化できる。
「Dev Home」の[Environment]ページは、アプリ開発に必要な環境を構築するためのセクション。これまでも「Hyper-V」の仮想マシン(VM)などを作成できたが、本バージョンではLinuxディストリビューションをセットアップした「WSL」環境を構築できるようになった。「Microsoft Store」にある膨大なアプリのなかから目的のWSLパッケージを探し出す手間を省くことができるのがうれしいポイント。コマンドラインに慣れていないユーザーにとってもおすすめだ。
そのほかにも、[Windows のカスタマイズ]ページで[仮想化機能の管理]、[一般的なシステム設定]が利用可能になった。[一般的なシステム設定]ページでは「MAX_PATH」を超える長いパス、タスクバーの「タスクの終了」(End Task)機能を有効化できる。
「Dev Home」はWindows 11を開発者向けにセットアップすれば、標準でインストールされる。インストールされていない場合は、「Microsoft Store」から無償で入手することも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Dev Home」
- 【著作権者】
- Microsoft
- 【対応OS】
- Windows 11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.16(23/11/22)