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台風10号ネタに絡んでいた新種のインプレゾンビにも対応、「Clean-Spam-Link-Tweet」v1.9.7.3

「Twitter for Advertisers」インプレゾンビを非表示に、スパムリンクへの警告も

「Clean-Spam-Link-Tweet」v1.9.7.3

 「X」(Twitter)のスパム投稿をタイムラインから一掃するWebブラウザー向け拡張機能「Clean-Spam-Link-Tweet」が7月24日、v1.9.7.3へとアップデートされた。

 「Clean-Spam-Link-Tweet」(CSLT)は、「X」系でよく見かけるナイト系スパム投稿をタイムラインから排除できる拡張機能。「ナイト系」とは、注目を集めている(バズった)ポストの引用リプライをそのままコピーし、当該ポストにリプライするタイプのスパムで、人間の引用リプライを流用している(パクっている)ため、一見すると機械投稿だとわかりにくいのがポイントだ。登場当時に「ナイト」などのユーザー名で活動していることが多いことから「ナイト系」と呼ばれているが、現在はそうした名前であるとは限らず、またやり口も多種多様、洗練されつつある。要するに、「人間と紛らわしいスパム」だと考えればよいだろう。

 今回のアップデートでは、最近増えつつある「Twitter for Advertisers」経由のスパムポストに対応(初期状態無効)。災害や事故といったホットな話題に言及して注目を引き、「app.link」というリンクへ誘導しようとするタイプのスパム投稿をまとめて非表示にできるようになった。オプションを有効化していない場合でも、「app.link」スパムリンクを検知すると警告を発してくれる。

オプションを有効化していない場合でも、「app.link」スパムリンクを検知すると警告を発してくれる

 とくに先の台風10号では大量のインプレゾンビ(インプレッション、閲覧数のある投稿・話題に集まっておこぼれにあずかろうとするBOT)が発生し、良質なリアルタイム情報にアクセスするのが難しかった。運営側での対処が追い付かない現状、こうした有志のソリューションがいち早く対応してくれるのはありがたい。

 「Clean-Spam-Link-Tweet」は「Google Chrome」「Firefox」に対応しており、各アドオンライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Clean-Spam-Link-Tweet」
【著作権者】
kawa-nobu 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.9.7.3(24/07/27)