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Xのスパムを一掃する「Clean-Spam-Link-Tweet」、マンガ転載・プロフ見て系も駆除
「Google Chrome」「Firefox」向け拡張機能
2024年8月1日 06:45
「X」(旧:Twitter)のスパム投稿を隠す「Google Chrome」「Firefox」向け拡張機能「Clean-Spam-Link-Tweet」が7月24日、v1.9.7へとアップデートされた。対応するスパムの種類が拡充されるなど、多くの機能強化が行われている。
「Clean-Spam-Link-Tweet」(CSLT)は、「X」系でよく見かけるナイト系スパム投稿をタイムラインから排除できる拡張機能。「ナイト系」とは、注目を集めている(バズった)ポストの引用リプライをそのままコピーし、当該ポストにリプライするタイプのスパムで、人間の引用リプライを流用している(パクっている)ため、一見すると機械投稿だとわかりにくいのがポイントだ。登場当時に「ナイト」などのユーザー名で活動していることが多いことから「ナイト系」と呼ばれているが、現在はそうした名前であるとは限らず、またやり口も多種多様、洗練されつつある。要するに、「人間と紛らわしいスパム」だと考えればよいだろう。
本拡張機能は内蔵のフィルターのほかにも、有志がメンテナンスしているフィルターを併用している。そのため、新手のスパムにもいち早く対応できるのが特徴だ。
そのほかにも、インプレッション稼ぎのためにバズポストのリプライ欄に群がるスパムも排除可能。リプライに日本では使われない文字(アラビア文字など)が使われていたり、内容が薄かったり、アフィリエイトリンクが含まれていたり、元のツイートに関係のない画像や動画を添付しているといった条件に合致したポストが非表示になるようだ。スパムと思しきポストを報告する機能も備えている(初期状態無効)。
最新版では、以下のタイプのスパムにも対応できるようになった。
- マンガを無断転載するタイプ
- 「プロフ見て」とリプライするタイプ
- アフィリエイトスパム
また、ナイト系スパム対策の有効・無効を切り替えたり、任意のワードを含むツイートを非表示にすることも可能。ブロック・ミュートリストをインポート・エクスポートする機能も実装された。パフォーマンスや安定性の向上、内蔵フィルターのアップデートも行われているとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Clean-Spam-Link-Tweet」
- 【著作権者】
- kawa-nobu 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.9.7(24/07/27)