「フリーBGMデータベース」がすべてのクリエイターに無償解放 ～教育・業務以外にも

「フリーBGMデータベース」

　一般社団法人フリーBGM協会は11月26日、「フリーBGMデータベース」の無償提供を業務利用者以外にも開始すると発表した。同協会は2024年6月より、活動趣旨に賛同する作曲家が提供するBGMを「フリーBGMデータベース」で教育および業務目的で無償提供してきたが、これがすべてのクリエイターに解放される。

　「フリーBGMデータベース」には19,831曲のBGMが収録されており、“明るい”、“懐かしい”、“chill”といった20種類の「イメージ・雰囲気」で絞り込んで選んだり、“アコースティックピアノ”、“民族楽器”など楽曲で使用される14種類の「楽器」から検索できる。放送、配信、広告、ゲームなどでの利用可否やクレジット表記の要否、商用の可否など、作曲家が個別に設けた利用条件の確認も簡単に行えるため、不要なトラブルの予防も期待できるだろう。とくにトラブルにつながりやすい商用、歌唱・演奏、クレジット表記といったポイントに関しては、検索条件に含めることも可能だ。

　そのほかにも、「フリーBGMデータベース」は閲覧履歴やお気に入りといった機能が搭載されており、ユーザーの利便性に配慮している。なお、利用の際は氏名やメールアドレス、電話番号などの登録が必要。協会側の審査が完了し次第、パスワードを記載したメールが送信される。

　同協会は「フリーBGMデータベース」の一般公開を通じ、フリーBGM作曲家とクリエイターの出逢いの機会を創出するとともに、フリーBGM作曲家が求める利用条件に沿った楽曲を簡単かつ安全に多くのクリエイターが利用できる環境を提供していくとしている。