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Mac版にゼロデイ脆弱性 ~「Google Chrome」にセキュリティ更新

Windows環境にはv134.0.6998.88/.89が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv134.0.6998.88/.89 が展開中

 米Googleは3月10日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv134.0.6998.88/.89 、Linux環境にv134.0.6998.88が展開中。Extended Stableチャネル(Windows/Mac)にもv134.0.6998.89が配信中だ。

 本バージョンは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は5件の脆弱性が対処されている。深刻度の評価は、最大で「High」。

  • CVE-2025-1920:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-2135:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-24201:Out of bounds write in GPU on Mac(High)
  • CVE-2025-2136:Use after free in Inspector(Medium)
  • CVE-2025-2137:Out of bounds read in V8(Medium)

 なかでもMac版におけるGPUの境界外書き込みの脆弱性「CVE-2025-24201」は、すでに悪用の報告がある。できるだけ早いアップデートが必要だ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。