NEWS(09/08/24 16:33)

同梱のPNGライブラリに存在する脆弱性を修正した「VMware Workstation」v6.5.3

そのほかゲストOSとして「Ubuntu」v9.04がサポートされるなどの変更も

 米VMware, Inc.は21日(現地時間)、仮想PC作成・実行ソフト「VMware Workstation」の最新版となるv6.5.3を公開した。

 本バージョンの主な変更点は、同梱されているPNGファイルを処理するライブラリ“libpng”をv1.2.35へ更新したこと。本ライブラリの旧バージョンにはクロスサイトスクリプティングの脆弱性があり、DoS攻撃などが引き起こされるおそれがあった。なお、デンマークのセキュリティベンダーSecuniaでは、本脆弱性の深刻度を5段階中上から3番目の“Moderately critical”と位置付けている。

 また、ゲストOSとして「Ubuntu」v9.04がサポートされたほか、NATが正常に動作しない、64ビット版Windowsで仮想ディスクを接続・切断できないといった不具合などが多数修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64に対応するシェアウェアで、試用期間は30日間。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。同社からのダウンロードには無償のユーザー登録が必要なほか、試用の際はダウンロード時に発行される評価用のライセンスキーが必要。ライセンスは国内の各代理店より購入でき、(株)ネットワールドでの価格は28,875円(税込み)。

【著作権者】
VMware, Inc.
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64
【ソフト種別】
シェアウェア 189米ドル
【バージョン】
6.5.3 Build: 185404(09/08/21)

(柳 英俊)