NEWS(09/11/25 13:55)

アイ・オー、HDD/SSD書き込みをキャッシュしてPCを高速化する「マッハドライブ」

2,480円でダウンロード販売、同社製SSD“SSDN-STH”のユーザーには無償で提供

「マッハドライブ」「マッハドライブ」

“カスタム設定”画面“カスタム設定”画面

 (株)アイ・オーデータは25日、HDD/SSDへの書き込みデータをメインメモリへキャッシュしてシステム全体の応答性を高めるソフト「マッハドライブ」を公開した。Windows XP/Vista/7に対応しており、現在同社の直販サイトにて価格2,480円(税込み)でダウンロード販売されているほか、同社製SSD“SSDN-STH”シリーズを購入したユーザーは無償でダウンロード可能。

 本ソフトを利用すると、HDD/SSDなどへデータを書き込む際に、データを一時的にメインメモリへ退避して遅延書き込みを行えるようになる。メインメモリはHDD/SSDに比べて書き込み速度が非常に速い上、メインメモリ上へ退避した書き込みデータを“キャッシュ”として利用することでディスクアクセスの頻度を抑えられるので、体感的なPCの速度は大幅に上昇する。SSDを読み書きする際にシステム全体が短時間停止する“プチフリ”現象への対策や、書き込み頻度を抑えてSSDを長持ちさせたい場合にも有効だろう。

 利用方法は簡単で、通常の場合はメイン画面で[オート設定]ボタンを押すだけでよい。自動的にシステムで最適なメモリ量を書き込みキャッシュへ割り当ててくれる。自分で割り当てるメモリ量をカスタマイズしたい場合は、[カスタム設定]ボタンを押せば設定を変更できる。手動で割り当て可能なメモリ量は、PCに搭載されているメモリ量にもよるが、1GB搭載している場合で最大128MB、4GB搭載している場合で最大512MBとなっている。

 編集部にて、ASUS製のネットブック“EeePC 901”上で「Crystal Diskmark」を利用してベンチマークを計測したところ、キャッシュサイズを64MB、ベンチマークの測定に利用するデータのファイルサイズを50MBに設定した場合、下記のとおり大幅な性能向上が見られた。

「マッハドライブ」が無効の場合「マッハドライブ」が無効の場合

「マッハドライブ」が有効の場合(メインメモリの割り当て量は2GBのうち64MB)「マッハドライブ」が有効の場合(メインメモリの割り当て量は2GBのうち64MB)

【著作権者】
(株)アイ・オー・データ機器
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
ダウンロード販売(2,480円(税込み)、一部同社製品ユーザーは無償で利用可能)
【バージョン】
-(09/11/25)

(柳 英俊)