NEWS(10/07/15 16:50)
ブートローダーのカスタマイズソフト「EasyBCD」v2.0が公開、Windows 7に完全対応
“Windows PE”やISO形式のイメージファイル、仮想HDDなどからのOS起動もサポート
Windows Vista以降に搭載されているブートローダー“Windows ブートマネージャ(Bootmgr)”の設定をカスタマイズできるソフト「EasyBCD」v2.0が、12日に公開された。Windows Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトから、いくつかの不具合が修正された最新版v2.0.1をダウンロードできる。
本ソフトを利用すれば、OSを起動させるプログラム“Bootmgr”の設定を保存するBCD(Boot Configuration Data)ストアを編集して、Windows/Linux/Mac OS Xのマルチブート環境を構築・設定できる。たとえば、起動時のOS選択画面のOS名や初期状態で選択されるOS、OS選択の待ち時間などを変更したい場合や、ほかのパーティションに保存されたOSをOS選択画面に追加したい場合などに便利。
メジャーバージョンアップとなるv2.0では、Windows 7に完全対応。さらに、“Windows PE”やISO形式のイメージファイル、VHD形式の仮想HDDからのOS起動もサポートされた。加えて、新機能“BIOS Extender”を別途インストールすれば、ネットワーク・CD-ROMドライブ・USB経由で起動するOSも扱うことが可能。
また、“Bootmgr”でWindows XP以前のOSを複数扱う場合、これまでは“Bootmgr”のOS選択画面で“以前のバージョンのWindows”を選択し、古いブートローダー“NTLDR”を呼び出す必要があったが、この状況が改善。本ソフトを利用すれば、複数の古いWindowsを“Bootmgr”のOS選択画面で扱えるようになる。
そのほか、MBRの修復機能の改善や、ブートローダーを任意のパーティションや外部メディアへインストールできる機能の追加などが施された。また、これに伴いユーザーインターフェイスが再設計されている。
- 【著作権者】
- NeoSmart Technologies
- 【対応OS】
- Windows Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.1(10/07/13)