NEWS(11/02/23 12:27)
マイクロソフト、Windows 7/Server 2008 R2“Service Pack 1”正式版を一般公開
サーバーの仮想化機能強化が主な変更
日本マイクロソフト(株)は23日、Windows 7およびWindows Server 2008 R2の“Service Pack 1”(以下、SP1)正式版を一般公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできるほか、“Windows Update”から手動でインストールすることも可能。
Windows 7 SP1は、これまで“Windows Update”で提供されてきた更新プログラムが中心。追加機能はWindows Server 2008 R2 SP1で利用可能になったサーバー機能への対応のみで、一般ユーザー向けの新機能は提供されていない。
Windows Server 2008 R2 SP1では、GPUの仮想化技術“RemoteFX”が追加された。“RemoteFX”技術を利用すると、GPUを仮想化して複数の仮想マシンへ割り当て可能で、複数のクライアントPCから“リモート デスクトップ接続”経由でサーバー上の仮想マシンを利用するVDI環境でも、DirectXを利用したアプリケーションやAdobe Flash/Silverlightベースのリッチコンテンツの利用、“Aero”ユーザーインターフェイスの表示などがストレスなく行える。加えて、クライアントPCに接続されたUSB機器をサーバーOSに認識させて、複数の仮想マシンから利用できる機能も備える。
さらに、仮想マシンのメモリ要求に合わせてメモリの割り当て量を動的に変更する“Dynamic Memory”機能も搭載。1台のサーバーに多くの仮想マシンを集約させている環境でも、有効にメモリを活用できる。