NEWS(11/05/11 14:31)
“Gecko”ベースのHTML5/CSS3対応HTMLエディター「BlueGriffon」v1.0が公開
Mozillaプロジェクトからスピンオフした「Nvu」「KompoZer」などの後継
BlueGriffon.orgは10日、WYSIWYG編集が可能なオープンソースのHTMLエディター「BlueGriffon」v1.0を公開した。Windows XP/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「BlueGriffon」は、「Firefox 4」に搭載されているHTMLレンダリングエンジン“Gecko 2.0”ベースのHTMLエディター。Mozillaプロジェクトからスピンオフした「Nvu」「KompoZer」などの後継ソフトにあたり、WYSIWYG編集画面とソースコードの編集画面を切り替えながらHTML文書を作成できる。
本ソフトの特長は、HTML5/CSS3などといった次世代Web標準技術に対応していること。“video”“audio”要素を利用した動画・音声の埋め込みなども可能。また、XMLで記述されたベクター画像フォーマット“SVG”にも対応しており、レイヤーに対応した簡易的なエディターを搭載している。
さらに、“新規作成ウィザード”を利用すれば、準拠するHTML規格や背景画像を指定してWebページを作成可能。マルチカラムスタイルのWebページの作成にも対応しており、作成時にはページ幅やカラムの分割比率などを指定することもできる。
また、アドオンで機能を自由に拡張できるのも、本ソフトの特長と言えるだろう。アドオンは有償で提供されており、収益は「BlueGriffon」開発プロジェクトの支援に役立てられるとのこと。
なお、本ソフトのユーザーインターフェイスは標準で英語表記となっているが、設定ダイアログで言語設定を切り替えれば、日本語表示で利用できる。
- 【著作権者】
- Disruptive Innovations and Contributors
- 【対応OS】
- Windows XP/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(11/05/10)