NEWS(11/07/06 16:18)

IPA、CBT方式へ移行予定の“ITパスポート”試験を体験できるソフトを無償公開

マークシート方式とは解答方法が大きく異なるため受験予定者は試用をお勧めする

「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6日、「ITパスポート試験疑似体験用ソフトウェア」を無償公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在IPAのWebサイトからダウロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5 SP1が必要。

 IPAの情報処理技術者試験センターが実施する情報処理技術者試験のうち、ITに関する基礎的知識を問う“ITパスポート”試験では、2011年11月からPCを用いて試験を行うCBT(Computer Based Testing)方式の導入が予定されている。同方式はこれまでのマークシートによる方式とは解答方法が大きく異なるため、受験者の混乱が予想される。

 そこで、受験前に受験画面や操作方法の体験・確認を目的として公開されたのが本ソフトだ。同梱されている問題はあくまでサンプルであり、過去問題集などの試験対策を目的としたソフトではなく、テストの解答方式に慣れるためのソフトであることに注意してほしい。

 テスト画面は、フォントの表示サイズや背景色を変更して、自分にとって見やすくカスタマイズ可能。また、あとで解答を見直すために印をつける機能や、全問題の解答状況を確認して未解答の問題や見直し漏れの問題がないかチェックできる機能などを備えている。受験を予定している人は、ぜひ一度試してみることをお勧めする。

テスト画面はフォントの表示サイズや背景色を変更して自分にとって見やすくカスタマイズ可能テスト画面はフォントの表示サイズや背景色を変更して自分にとって見やすくカスタマイズ可能

全問題の解答状況を確認して未解答の問題や見直し漏れの問題がないかチェックできる機能全問題の解答状況を確認して未解答の問題や見直し漏れの問題がないかチェックできる機能

【著作権者】
独立行政法人情報処理推進機構
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/07/06)

(柳 英俊)