NEWS(12/02/21 14:47)

「FenrirFS」の自動同期モードで複数のフォルダを同期対象にするスクリプト

Windowsの備える“ジャンクション”機能を活用する仕組み

「フォルダのジャンクションを作成.js」「フォルダのジャンクションを作成.js」

 フェンリル(株)は21日、同社製のファイル管理ソフト「FenrirFS」用のスクリプト「フォルダのジャンクションを作成.js」を同社の公式ブログで公開した。なお、本スクリプトはWindows Vista以降に対応する。

 「FenrirFS」には、ファイルを管理する方法が2種類用意されている。1つ目は、手動で「FenrirFS」へファイルを追加していく“手動追加モード”。2つ目は、指定したフォルダと自動で同期して、そのフォルダ内にあるファイルを管理する“自動同期モード”だ。ただし、通常“自動同期モード”では、同期対象とするフォルダを1つしか指定することができない。

 そこで「フォルダのジャンクションを作成.js」を使えば、Windowsの備える“ジャンクション”機能を活用することで、“自動同期モード”で複数のフォルダを同期対象とすることが可能となる。

 利用する際は、まず本スクリプトをWindowsの[送る]メニューへ登録する。あとは、同期対象として新たに追加したいフォルダの[送る]メニューから本スクリプトを呼び出し、ダイアログから標準の同期フォルダを選択すればよい。

 ただし“ジャンクション”を活用して追加したフォルダは、「FenrirFS」とリアルタイムで同期することができず、「FenrirFS」の起動時またはプロファイルを切り替えたときのみ同期が行われる仕組み。詳細な導入方法などについては公式ブログに記載されているので、興味のある人はそちらを参照しながら利用してみよう。

(加藤 達也)