NEWS(12/08/27 16:24)

Gmailなどを簡単に設定できるようになった障害者支援ソフト「HeartyLadder」v10.201

連続で文字を選択することで濁点のついた文字や小書き文字を入力する機能も

「HeartyLadder」v10.201「HeartyLadder」v10.201

環境設定ダイアログの[メール]タブ環境設定ダイアログの[メール]タブ

 マウスを動かせないユーザーにも文書作成やメールの送受信、Webページの閲覧、任意部分のクリック・ドラッグができるようにする障害者向けPC操作支援ソフト「HeartyLadder」の最新版v10.201が、24日に公開された。最新版の主な変更点は、GmailやHotmailといったWebメールの送受信設定を簡単に行えるようになったこと。

 具体的には、環境設定ダイアログの[メール]タブにあるメールアドレス入力欄へGmailやHotmailなどのアドレスを入力し、[以下わかる範囲で自動設定]ボタンを押すとメールサーバーやポートの設定が自動で行われる。たとえば、Gmailならパスワード以外の全設定項目が入力済みになる。

 また、文字を入力する際に連続で文字を選択することで、濁点のついた文字や“っ”“ぁ”といった小書き文字を入力する機能が追加された。この機能を使えば、文字選択パネルに表示する文字を少なくすることが可能になり、効率よく文字を入力できるようになる。

 連続選択による濁点や小書き文字の入力機能を利用するには、環境設定ダイアログの[モード切替]タブにある“連続押下で濁点小文字”チェックボックスをONにすればよい。また、同じ[モード切替]タブにある“少ない文字のパネル”チェックボックスをONにすれば、濁点のついた文字や小書き文字を省いた文字入力パネルを利用可能。

環境設定ダイアログの[モード切替]タブ環境設定ダイアログの[モード切替]タブ

“少ない文字のパネル”チェックボックスをONにした文字入力パネル“少ない文字のパネル”チェックボックスをONにした文字入力パネル

 なお、編集部にて試用したところ、デフォルトのインストールフォルダ(C:\HeartyLadder)以外へインストールすると設定を反映できない問題が発生した。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
パソボラ 心のかけはし/ハーティー・ラダー・ラボ
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.201(12/08/24)

(長谷川 正太郎)