NEWS(12/10/03 14:22)
ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」v4.0.0、新機能“VVAULT タイムマシーン”を搭載
Windows XPのサポートは継続。Windows 8への正式対応は11月中旬の予定
(株)オレガは3日、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の最新版v4.0.0を公開した。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、システムを稼働させたままのバックアップ・リストアを実現する“VVAULTライブ・テクノロジー”をさらに拡張した新機能“VVAULT タイムマシーン”が搭載されている。
“VVAULT タイムマシーン”とは、仮想ドライブのデータ変更を継続的に記録し、過去の任意の時点へロールバックできるようにする機能。リアルタイムバックアップ機能“ライブバックアップ”が有効な仮想ドライブで利用可能で、Webブラウザーの管理画面からロールバックしたい時刻を指定して、その内容を仮想ドライブ上へ復元できる。なお、“VVAULT タイムマシーン”のデータ保存期間は8日間に限られているので注意。
また、これにともない企業向けの上位ライセンス「VVAULT Enterprise」(年額198,000円)が新設されている。既存の企業向けライセンス「VVAULT Professional」との違いは、“VVAULT タイムマシーン”のデータ保存期間の制限がなくなることと、電話による優先サポートサービス“エクスプレスサポート”(年間2インシデント)が追加されること。インシデント数の制限は、オプションサービス“エクスプレスパス”を追加購入することで解除することも可能。
「VVAULT」は、複数のストレージを統合して単一の仮想ドライブを構築できるストレージ仮想化ソフト。Windows XP以降のクライアントOSとWindows Server 2003以降のサーバーOSに対応しており、現在試用版に相当する「VVAULT Basic」(接続可能ストレージ2台まで)が無償でダウンロードできる。また、クライアントOSでのみ利用可能で、“VVAULTライブ・テクノロジー”が省かれた個人向けライセンス「VVAULT Personal」も無償で提供されている。
なお、当初「VVAULT」v4.0.0でWindows XPのサポートが打ち切られる予定だったが、ユーザーの希望に応えて今後もサポートを継続するとのこと。また、Windows 8/Windows Server 2012への正式な対応は11月中旬が予定されている。
「VVAULT Basic」
- 【著作権者】
- (株)オレガ
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Home Server 2011/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(接続可能なストレージは2台まで)
- 【バージョン】
- 4.0.0 (12/10/03)