NEWS(12/10/31 15:17)

Microsoft、「Windows Phone SDK 8.0」を一般公開

「Windows Phone 8」エミュレーターや専用「Visual Studio Express 2012」が付属

「Windows Phone SDK 8.0」「Windows Phone SDK 8.0」

 米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、ソフトウェア開発キット「Windows Phone SDK 8.0」を一般公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。

 「Windows Phone SDK 8.0(WPSDK 8.0)」は、「Windows Phone 7.5(Windows Phone OS 7.1」および「Windows Phone 8(Windows Phone OS 8.0)」で動作するアプリやゲームを開発するために必要なコンポーネント・ライブラリ・ツールをひとまとめにしたもの。すでに一部開発者向けにはプレビュー版が先行公開されていた。64bit版のWindows 8にのみ対応しており、以下のツールが含まれている。

  • 「Visual Studio Express 2012 for Windows Phone」
  • 「Windows Phone Emulator」
  • 「Expression Blend for Windows Phone」
  • 「Microsoft Team Explorer」
  • 「XNA Game Studio」

 「Windows Phone 7.5」のアプリ開発にはSilverlight、ゲーム開発にはXNAが従来通り利用可能。加えて「Windows Phone 8」では.NET Framework 4.5、HTML5、C++(Direct3D)を利用した開発がサポートされる。

「Visual Studio Express 2012 for Windows Phone」「Visual Studio Express 2012 for Windows Phone」

 「Windows Phone 7.5」を開発ターゲットとしたアプリは「Windows Phone 8」でも動作するが、「Windows Phone 8」の新機能をフル活用するには開発ターゲットを「Windows Phone 8」へアップグレードする必要がある。アップグレードはプロジェクトの右クリックメニューなどから簡単に行えるが、「Windows Phone 7.5」との互換性は失われる。

Silverlight、XNA(Windows Phone 7.5以降)に加え、.NET Framework 4.5、HTML5、C++(Windows Phone 8以降)を利用した開発がサポートSilverlight、XNA(Windows Phone 7.5以降)に加え、.NET Framework 4.5、HTML5、C++(Windows Phone 8以降)を利用した開発がサポートSilverlight、XNA(Windows Phone 7.5以降)に加え、.NET Framework 4.5、HTML5、C++(Windows Phone 8以降)を利用した開発がサポート

 なお、「Windows Phone Emulator」は仮想化技術“Hyper-V”を利用する関係上、動作には追加で「Windows 8 Pro」以上のエディションと、仮想化支援機能“SLAT(Second Level Address Translation)”をサポートするCPUが必要となるので注意。また、すでに有償版の「Visual Studio 2012」がインストールされている場合、「Visual Studio Express 2012 for Windows Phone」はそのアドインとして動作する。

「Windows Phone Emulator」「Windows Phone Emulator」「Windows Phone Emulator」

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 8 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.0(12/10/26)

(柳 英俊)