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Adobe、Windows ストアアプリ版「Adobe Reader」を公開

セマンティックズームに対応しており、各ページのサムネイルが並んだ画面を表示可能

「Adobe Reader」Windows ストアアプリ版v1.0

 米Adobe Systems Incorporatedは今週はじめ、無償のPDFビューワー「Adobe Reader」のWindows ストアアプリ版を公開した。Windows 8/RTに対応するフリーソフトで、現在「ストア」アプリ(Windows ストア)からダウンロードできる。

 Windows ストアアプリ版「Adobe Reader」は、Windows 8タブレット端末での利用を想定したPDFビューワー。タッチ操作がしやすいように大きな操作ボタン類を使ったユーザーインターフェイスが採用されているほか、閲覧時は余計なUIが表示されないようになっている。

 もちろん、フリックによるスクロールやピンチイン・アウトによるズームも可能。さらに、セマンティックズームに対応しており、ズームアウトし続けると各ページのサムネイルが並んだ画面へ切り替えられる。

閲覧時は余計なUIが表示されない
セマンティックズームで各ページのサムネイルが並んだ画面を表示

 また、“しおり”にも対応しており、“しおり”がつけられているページまでジャンプする機能を備えるほか、チャームからの共有機能を使って表示中のPDFファイルを“SkyDrive”へアップロードしたり、メールへ添付するといった操作が可能。そのほか、起動時の画面には最近使ったファイルのリストが表示される。

“しおり”機能
チャームからの共有機能

 なお、縦のフリックでスクロールする“連続”モードと横へのフリックでページを切り替える“単一ページ”モードを備えているが、編集部にて試用したところ、見開き表示には対応していなかった。今後の対応が期待される。

ソフトウェア情報

「Adobe Reader」Windows ストアアプリ版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0

(長谷川 正太郎)