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モダンなプログラマー向けテキストエディター「Intype」が正式公開、無償で利用可能

強力で使い勝手のよいスニペット機能が魅力

「Intype」v1.0.0 20121216-7 stable

 プログラマー向けのスタイリッシュなテキストエディター「Intype」の正式版「Intype 1.0」が、19日(グリニッジ標準時)に公開された。正式版は有償での提供が予定されていたが、方針が転換され、すべての機能が期限なしで利用できる“試用版”が無償で提供されることになった。

 「Intype」は、モダンなデザインと軽快な動作が特長のテキストエディター。プロジェクト管理機能を備えるほか、“バンドル(Bundle)”という仕組みを利用してエディターのテーマや対応する括弧の強調表示、さまざまなプログラミング言語に対応した構文色分け・コードスニペットなどを自由に定義し、エディターの機能を拡張できる。

プロジェクト管理機能
“バンドル”の編集画面

 とくにスニペット機能は強力だ。[Ctrl]+スペースキーで文脈に応じたスニペットのプルダウンリストを呼び出してすばやく検索・挿入できるほか、“タブトリガー”方式による挿入にも対応。あらかじめ登録したコマンドテキストを入力して[Tab]キーを押すだけで、コマンドに応じたコードスニペットへ展開される。

[Ctrl]+スペースキーで文脈に応じたスニペットが呼び出せる。Ruby言語のメソッド定義(def)を補完する例
“def”と入力して[Tab]キーを押すことでも同じスニペットが呼び出せる(タブトリガー)

 なお、有償ライセンスも42ユーロ(税込み)で販売されているが、今のところ購入はユーザーの意思に任されており、必須とはされていない。開発元では“一日に一時間以上利用する場合は購入を検討してほしい”としている。もし「Intype」が気に入ったら、有償ライセンスを購入して開発を支援しよう。

ソフトウェア情報

「Intype」
【著作権者】
Inotai.com
【対応OS】
(Windows 8にて動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(任意で有償ライセンス(42ユーロ(税込み)を購入可能)
【バージョン】
1.0.0 20121216-7 stable(12/12/19)

(柳 英俊)