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「Adobe Flash Player 12」「Adobe AIR 4」のベータ版が“Adobe Labs”で公開

Windows 7向けIE11への対応やGoogle Chrome用の64bit PPAPIプラグイン提供などを予定

「Adobe Flash Player」v12.0.0.3 Beta

 米Adobe Systems Incorporatedは14日(現地時間)、「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」の次期バージョン「Adobe Flash Player 12」「Adobe AIR 4」のベータ版(コードネーム:Jones)を公開した。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”から無償でダウンロード可能。

 本バージョンより「Adobe Flash Player」のバージョンの付け方が変更される。これまではメジャーリリースごとにバージョンナンバーが“0.1”ずつ増加していたが、これからは“1”ずつ増える仕組みとなる。つまり次期バージョン“Jones”は「Adobe Flash Player 12」となり、その次のメジャーリリースでは「Adobe Flash Player 13」となる。この変更は「Adobe AIR」および「Adobe AIR SDK」にも適用されるとのこと。同社ではおよそ3カ月間隔でのメジャーリリースを計画している。

 「Adobe Flash Player 12」ではWindows 7用の「Internet Explorer 11」への正式対応や、「Google Chrome」向けの64bit版“PPAPI(Pepper Plugin API)”プラグインの提供などが予定されている。また、Mac OS X環境では“.pkg”形式のインストーラーが提供されるほか、「Safari 6.1」以降でセーフモードが導入される。さらに「Adobe AIR 4」では、「Adobe AIR 3.9」で試験導入された“Android Workers”の改善などが行われるとのこと。

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows向けベータ版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.0.0.3 Beta(13/11/14)
「Adobe AIR」Windows向けベータ版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Vista x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.1050 Beta(13/11/14)

(柳 英俊)