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「Windows Management Framework 5.0」プレビュー版が登場、「PowerShell 5.0」も

パッケージ管理システム“OneGet”などを新たに搭載

 米Microsoft Corporationは3日(現地時間)、システム管理フレームワーク「Windows Management Framework(WMF)」の次期バージョン「Windows Management Framework 5.0」のプレビュー版を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。

 「Windows Management Framework 5.0」は「Windows PowerShell 5.0」を中核に、統合スクリプティング環境「Windows PowerShell Integrated Scripting Environment(ISE)」、システム構成を宣言的に記述する機能「Windows PowerShell Desired State Configuration(DSC)」などから構成される。対応OSはWindows 8.1(Pro/Enterpriseエディション)およびWindows Server 2012 R2で、動作には.NET Framework 4.5が必要。

 本バージョンでは“Network Switch”コマンドレットが追加されたほか、“OneGet”と呼ばれるパッケージ管理システムが新たに搭載された。

 “OneGet”は、コマンド(“Install-Pakage”コマンド)を入力するだけでWebにあるリポジトリ(保管所)からソフトウェアパッケージを探し出し、必要な関連コンポーネントも含めてダウンロード・インストールできるようにする仕組み。ソフトのアンインストールもコマンドのみで行える。Linuxにおける“apt-get”や“yum”のようなものだと考えればよいだろう。

 “OneGet”は、さまざまなリポジトリを統一的に扱うためのAPIを提供する“OneGet Core”と、“OneGet Core”へアクセスするためのPowerShellコマンドレットを実装した“OneGet PowerShell Module”から成り、プラグインを追加することで対応するリポジトリを増やすことができる。今のところ、“OneGet”ではコミュニティベースで開発が進められているパッケージ管理システム「Chocolatey」のリポジトリのみがサポートされているが、今後のアップデートで対応するリポジトリの種類を増やしていく方針であるという。

ソフトウェア情報

「Windows Management Framework 5.0 Preview」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 8.1/Server 2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(14/04/03)

(柳 英俊)