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「Python Tools for Visual Studio」v2.1ベータ版が公開、「VS 2013 Express」に対応
“Bottle”“Flask”テンプレートの追加や「PyLint」の統合といった新機能も
(2014/4/11 15:09)
米Microsoft Corporationは10日(現地時間)、オープンソースの「Visual Studio」用プラグイン「Python Tools for Visual Studio」の最新版v2.1をベータ版として公開した。現在、“Codeplex”のプロジェクトページからダウンロードできる。
「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」を利用すると、「Visual Studio」をスクリプト言語“Python”の開発環境にすることが可能。「CPython」や「IronPython」といった処理系に対応し、ソースコードのシンタックスハイライト、“Intellisense”によるコード補完、“Python”と“C++”の混合モードでのデバッグ、Linux/Mac環境にも対応するリモートデバッグなどといった機能をサポートする。対応する「Visual Studio」のバージョンは、「Visual Studio 2010」「Visual Studio 2012」「Visual Studio 2013」。
最新版となるv2.1では、エントリー開発者向けに無償提供されている「Visual Studio 2013 Express for Web」「Visual Studio 2013 Express for Desktop」が新たにサポートされた。これまでも「Visual Studio Isolated Shell」をベースとした単体動作版「PTVS Integrated」が提供されていたが、本バージョンからは「Visual Studio 2013 Express」へ組み込んで利用できるようになる。ただし、利用の際は現在リリース候補版として提供されている「Visual Studio 2013 Update 2」の適用が必要。
そのほかにも、Webアプリケーションフレームワーク“Bottle”および“Flask”用プロジェクトテンプレートの追加、「Visual Studio 2013」向け“Django”テンプレートにおける編集機能の改善、HTML5/CSS/JavaScriptのフルサポート、コード分析・チェックツール「PyLint」の統合などが新たに盛り込まれている。
ソフトウェア情報
- 「Python Tools for Visual Studio」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1 Beta(14/04/10)