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Adobe、複数選択・同時編集をサポートした「Adobe Edge Code CC」Preview 8を公開
“CSS Shapes”をビジュアルにデザインできる拡張機能も
(2014/6/3 15:27)
米Adobe Systems Incorporatedは5月28日(現地時間)、Web開発向けのコードエディター「Adobe Edge Code CC」Preview 8を公開した。Windows 7/8およびMac OS X 10.7/10.8/10.9に対応しており、“Adobe Creative Cloud”を通じて提供されている。なお、無償メンバーシップでも利用可能。
「Adobe Edge Code CC」は、オープンソースのコードエディター「Brackets」をベースに、「Edge Web Fonts」や「Edge Inspect CC」といった同社の製品・サービスとの連携機能を追加したもの。今回リリースされたPreview 8には、「Brackets Sprint 35」から 「Brackets Sprint 38」で追加されたさまざまな新機能が盛り込まれている。
たとえば、マルチカーソルとテキストの複数選択機能がサポートされた。この機能は、「Brackets Sprint 38」でサポートされたもので、複数箇所を同時に編集することが可能。リストの一括編集や変数名の書き換えといったシーンでは、大幅な入力効率の向上が期待できる。
そのほかにも、検索・置換ダイアログの改善、CSS/SCSS/LESS対応の強化、起動速度の向上といった数多くの修正が加えられている。
また、今回の「Adobe Edge Code CC」Preview 8の公開に合わせ、新しい拡張機能「CSS Shapes Editor」が公開されている。“CSS Shapes”はテキストをより柔軟にレイアウトするためのCSSプロパティで、コンテンツボックスの周囲にテキストを流し込むだけではなく、円形や多角形など任意の形状に合わせてテキストを流し込めるようになる。
本拡張機能は、この“CSS Shapes”をライブプレビューモードのブラウザー上でビジュアルにデザインできるようにする。ただし、利用には「Google Chrome 34」以降が必要で、試験的に提供されているウェブプラットフォーム機能のフラグ(“chrome://flags/#enable-experimental-web-platform-features”)を有効化する必要がある。
ソフトウェア情報
- 「Adobe Edge Code CC」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated and its licensors.
- 【対応OS】
- Windows 7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- experimental build 0.98.0-359086273(14/05/28)