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「Adobe Flash Player 15」「Adobe AIR 15」のベータ版が“Adobe Labs”で公開
Windows版「Google Chrome」のPPAPI版でビデオのハードウェアデコードが標準で有効化
(2014/8/7 15:47)
米Adobe Systems Incorporatedは6日(現地時間)、「Adobe Flash Player 15」および「Adobe AIR 15」のベータ版を公開した(コードネーム:Market)。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”から無償でダウンロード可能。
本ベータ版ではセキュリティや安定性、パフォーマンス、デバイスの互換性などを向上させる機能改善や不具合の修正に加え、いくつかの新しい機能が追加されている。
たとえば、Windows 8以降の「Internet Explorer」でズームレベルサポートが改善。“Surface”をはじめとする一部のデバイスでは既定のズーム倍率が150%に設定されているが、これまでの実装では「Flash Player」や3Dコンテンツの一部で問題が発生することがあった。しかし、新しい実装ではズーム倍率が100%以外の場合も正常に動作するよう、バッファの扱いなどが改良されているという。
また、全画面表示の際にデバイスの向きが変更されたことを通知するイベントが実装された(Windows版のみ)。現行版の「Flash Player」ではデバイスの向きに応じてコンテンツが自動的に拡大・縮小されるが、この挙動を開発者がよりきめ細かく制御できるようになる。
そのほかにも、Windows版「Google Chrome」のPPAPI版「Flash Player」プラグインで、ビデオのハードウェアデコードが標準で有効化される。これによりCPU負荷の削減とパフォーマンス向上が期待できる。また、“StageVideo”を使用したハードウェアアクセラレーションが利用できない環境で、自動的にソフトウェアレンダリングへフェイルオーバー(代替処理)する仕組みが導入された。
ソフトウェア情報
- 「Adobe Flash Player」Windows版向けベータ版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2008/Vista/7/8および64bit版の7/8/Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 15.0.0.108 Beta(14/08/06)
- 「Adobe AIR」Windows版向けベータ版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2008/Vista/7/8および64bit版のVista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 15.0.0.196 Beta(14/08/06)