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ジャストシステム、シリーズ30周年を迎えた「一太郎2015」
30項目の快適化を実施、“EPUB3.0.1”出力にも対応
(2015/2/9 19:49)
(株)ジャストシステムは6日、シリーズ30周年を迎える定番の日本語ワープロソフト“一太郎”シリーズの最新版となる「一太郎2015」を発売するとともに、体験版を公開した。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1に対応しており、製品版はダウンロード販売17,280円(税込み)など。現在、30日間利用できる体験版が同社のWebサイトからダウンロードできる。
「一太郎2015」は、日本語文書を作成するために設計された使いやすいワープロソフト。最新版では、30項目の機能追加・改善や、電子書籍への対応力強化などでさらなる快適さの追求が行われている。
たとえば、文書内の画面スクロールを補助する機能を集めた“ジャンプパレット”には検索機能が追加された。ジャンプパレット上の虫眼鏡を模したタブから利用可能。検索するとヒットした語と前後の数文字がジャンプパレット上に縦1列で並べられ、クリックで文字列がある部分へと画面がジャンプする。この検索機能は開いているファイルの全シートにまたがって適用でき、異なったシートの中にある文字列へもワンクリックで移動可能。
通常の検索・置換機能を利用するためのショートカットキーを、Windowsで一般的な組み合わせに変更できるようになった。たとえば一般的なWindowsソフトで検索に割り当てられているショートカットキーは[Ctrl]+[F]キーだが、“一太郎”シリーズでは[Ctrl]+[^]キーが割り当てられている。本バージョンでは、ユーザーが初めて[Ctrl]+[F]キーを押した際、検索・置換機能のショートカットキーをWindowsでの一般的なものに変更するか尋ねてくる。確認メッセージで「はい」を選択することで、[Ctrl]+[F]キーで検索を、[Ctrl]+[H]キーで置換を行えるようになる。
さらに、JTD形式でファイルを保存する際に同時に他の文書形式で保存を行えるようになった。同時に保存できる形式はPDF/DOC/TXTのいずれかで、ファイルの保存時に同名のファイルを生成可能。また、“取り消し”操作の上限が50回から500回へ大幅に増加する(インストール時の設定は100回)など、細やかな使い勝手を高める工夫が30項目にわたって盛り込まれている。
加えて、電子書籍に関する機能も強化されている。電子書籍規格“EPUB”の最新版v3.0.1に対応し、“EPUB3.0.1”の“ページ中央寄せ”に応じたページを出力できるほか、リフロー型のEPUB文書を表示させる際に1ページずつめくるか、スクロールするかなどを選択可能になった。また、電子書籍端末“Kobo”に最適化されたEPUB文書(.FXL.KEPUB.EPUB形式)を出力できるようになっている。
ソフトウェア情報
- 「一太郎2015」体験版
- 【著作権者】
- (株)ジャストシステム
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- 体験版(製品はダウンロード販売17,280円(税込み)など)
- 【バージョン】
- 0.3.2511(15/02/06)