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日本マイクロソフト、「Windows 10」への無償アップグレードを抑止する方法を案内
ビジネスで必要なアプリの動作検証が済んでいないなどの理由で抑止したい場合に
(2015/7/23 17:47)
日本マイクロソフトは、7月29日から始まる「Windows 10」への無償アップグレードを抑止する方法を公式ブログ“Ask CORE”で案内している。
Windows 7 SP1/Windows 8.1環境では、7月29日以降、“Windows Update”を介して「Windows 10」の自動ダウンロードが開始され、準備ができ次第、アップグレードを促すポップアップが表示されるようになる。特に理由がなければこの案内に従って「Windows 10」へアップグレードするのが望ましいが、なかにはビジネスで必要なアプリケーションの動作検証が済んでいないなどの理由で、アップグレードを延期したいケースも少なくないだろう。
「Windows 10」へのアップグレードを抑止するには、まず更新プログラム「KB3065987」(Windows 7 SP1の場合)もしくは「KB3065988」(Windows 8.1の場合)を適用した状態で(通常は適用済み)、「ローカル グループ ポリシー エディター」を開く。Windows 8.1の場合、スタート画面で“グループ ポリシーの編集”を検索するとよい。
次に、「ローカル グループ ポリシー エディター」の左ペインにあるツリーを辿って、[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[Windows Update]画面を開く。すると、そこに[Turn off the upgrade to latest version of Windows Update]というキーが見つかるはずだ。あとはそれをダブルクリックして開き、値を“未構成”から“有効”へと変更すればよい。
また、レジストリを編集してブロックすることも可能。詳しくは下記リンクにあるブログ記事を参考にしてほしい。
24日14:00追記:24日、該当ブログに追記が加えられた。それによると、「Get Windows 10 アプリ」などから予約しない限り、自動的にWindows 10へのアップグレードが行われることはないとのこと。