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「Explzh」v7.29が公開、NTFSで“ZoneID”を維持して展開する機能が追加
標的型攻撃書庫の対策の一環として
(2015/9/8 05:05)
エクスプローラー風のファイル圧縮・解凍ソフト「Explzh」の最新版となるv7.29が、6日に公開された。64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10に対応しており、個人での非商用に限り無償で利用可能。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
今回のアップデートでは、標的型攻撃書庫の対策の一環としてNTFSファイルシステムで“ZoneID”を維持して展開する機能が追加された。“ZoneID”はインターネットからダウンロードしたファイルに付けられる印(代替データストリーム情報)で、これが付いていると、Windowsはユーザーがファイルを安易に実行してしまわないようブロックし、実行時に警告を表示してくれる。ユーザーがファイルのプロパティ画面で明示的にブロックを解除すれば、“ZoneID”は削除される。
なお、この“ZoneID”を維持して展開する機能は内蔵エンジン(ArcExt.dll)を利用している場合にのみ利用することが可能で、初期状態で無効化されている。また、Windows XPでは利用できない。
そのほかにも、本バージョンではWindows 10の一部環境で特殊フォルダーにある書庫を開くのに時間がかかる問題や、ISOイメージ(UDF)形式のUnicodeファイル名を扱う際にエラーが発生していた問題が修正されている。
ソフトウェア情報
- 「Explzh」
- 【著作権者】
- pon software
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人での非商用利用のみ、寄付歓迎。商用、法人利用は1,080円(税込み))
- 【バージョン】
- 7.29(15/09/06)