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「CCleaner」や「Defragger」をクラウドで。英Piriformが「CCleaner Cloud」を発表

3台まで登録できる基本プランは無料。複数の端末をまとめて管理・最適化できる

「CCleaner Cloud」

 「CCleaner」や「Defragger」などのシステムツールの開発で知られる英Piriform Limitedは22日(現地時間、以下同)、「CCleaner Cloud」をリリースした。「CCleaner Cloud」は「CCleaner」をクラウド化したサービスで、複数の端末をネットワーク経由でモニターし、クリーニングや最適化などの処理をまとめて行えるようになるという。

 「CCleaner Cloud」を利用するには、アカウントの作成とクライアントアプリのインストールが必要。クライアントアプリを端末へセットアップすると、Webブラウザー経由でシステムクリーナー「CCleaner」やデフラグツール「Defragger」を利用できるようになる。また、CPUの負荷やメモリ使用量といった利用統計を収集して表示したり、問題の発生を予測してメールで通知することも可能であるという。

アカウントの作成とクライアントアプリのインストールが必要
システムクリーナー「CCleaner」
デフラグツール「Defragger」

 「CCleaner Cloud」はいわゆる“フリーミアム”サービスとして提供され、3つの端末で利用できる基本プラン“Free”は無償で利用可能。家庭内の端末すべてを管理できる上位プラン“Pro”は、月額4ドルで提供される。“Pro”プランでは、クリーニングやデフラグの定期実行に加え、2段階認証がサポートされる。また、商用も可能な“Business”も用意されており、1つのエンドポイントにつき月額2ドルで利用できる。

 なお、デスクトップ版「CCleaner」の開発と提供も引き続き行われる模様。24日付けで公開されたデスクトップ版「CCleaner」の最新版v5.10では、「Microsoft Edge」のCookie管理の改善や、「Google Chrome」拡張機能のキャッシュとCookieを削除する機能の追加などが行われている。

(樽井 秀人)