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“Kinect センサー”をサポートした「Microsoft Small Basic」v1.2が公開
最大6人の輪郭・骨格・表情・顔の向きを検知・追跡できる
(2015/10/6 13:40)
米Microsoft Corporationは1日(現地時間)、同社製の入門者向けプログラミング言語の開発・実行環境「Microsoft Small Basic」の最新版v1.2を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4.5が必要。
「Small Basic」は、学習の容易さに定評のある“BASIC”をもとに、一部の煩雑な言語仕様を取り除くなどして、初めての人でも理解しやすいように設計された入門者向けのプログラミング言語環境。公式サイト“smallbasic.com”で公開されているプログラムをインポートして実際に動かしたり、自分で開発したプログラムをアップロードして公開することが可能。“Visual Basic”に変換して「Visual Studio」でより高度な開発を行うこともできる。
今回のアップデートの変更点は、カメラ・深度センサー・マルチアレイマイクなどを組み合わせてプレイヤーの体の動きや声を読み取り、ソフトウェアの操作に利用する“NUI(Natural User Interface)”タイプのコントローラー“Kinect センサー”がサポートされたこと。
Windows 8以降の環境で“Kinect for Windows v2 センサー”あるいは“Xbox One Kinect センサー”を接続した状態で「Small Basic」を起動すると、“Kinect センサー”を利用するためのオブジェクト“KinectWindow”“KinectBodyList”“KinectFaceList”が利用できるようになる。これらのオブジェクトを利用すると、たとえば人物の輪郭を検知して背景だけを差し替えたり、最大6人の骨格・表情・顔の向きを追跡することが可能だ。
そのほかにも、言語の改善や不具合の修正が施された。また、先日正式版がリリースされたWindows 10も対応OSに加えられている。
ソフトウェア情報
- 「Microsoft Small Basic」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/Server 2008 R2/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2(15/10/01)