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“バッジ”を拡充してコラボレーション機能を強化した「Dropbox」v3.10が正式版に
Windows版ではファイルのコメントが専用のウィンドウで閲覧できるように
(2015/10/7 14:10)
米Dropbox Inc.は、オンラインストレージサービス“Dropbox”のデスクトップ向けクライアントソフト「Dropbox」の新しい安定版v3.10を公開した。v3.10では、“Dropbox バッジ”機能が大幅に拡充されている。
“Dropbox バッジ”とは“Dropbox”に保存されている「Microsoft Office」のドキュメントを編集する際に現れる小さなボタンで、リンクの共有やコメントの追加、以前のバージョンへのロールバックなど、“Dropbox”を利用したコラボレーションに便利な機能へすばやくアクセスするためのものだ。
本バージョンでは、必要のない場合に“バッジ”が非表示になるように改善されたほか、“バッジ”からファイルを簡単に移動する機能や、編集中のファイルが共有されている際、前回の編集時以降に他のユーザーによる変更が加えられている場合にそれを通知する機能などが追加された。これらの機能の一部は現在のところ限られたユーザーに対してのみリリースされているが、いずれすべてのユーザーが利用できるようになるものと思われる。
また、Windows版ではファイルのコメントが専用のウィンドウで閲覧できるようになった。ファイルの右クリックメニューから[コメントを表示]オプションを選択すると、“dropbox.com”ではなく、コメントウィンドウが表示される。また、デスクトップクライアントへログインすると、“dropbox.com”にもサインインされるようになった。そのほかにもネットワーク関連のパフォーマンス改善や、「Python」のアップデートなどが施されている。
「Dropbox」はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、1日付で公開された最新版v3.10.7が同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストール済みの場合は自動でアップデートされる。
ソフトウェア情報
- 「Dropbox」Windows デスクトップ版
- 【著作権者】
- Dropbox Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.10.7(15/10/01)