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Oracle、「Java SE 8 Update 71」を公開。最新版インストーラーでの更新を強く推奨

8件の脆弱性を修正、そのうち7件はリモートから認証不要で悪用が可能

「Java SE 8 Update 71」

 米Oracle Corporationは19日(現地時間)、「Java Platform, Standard Edition(Java SE)」の最新版「Java SE 8 Update 71」を公開した。今回のアップデートは、四半期ごとに実施されるOracle製品の一斉定例アップデート“Critical Patch Update(CPU)”の一環。「Java SE」では、8件の脆弱性が修正されている。

 このうち7件はリモートから認証不要で悪用が可能なもので、“CVSS(共通脆弱性評価システム)”のベーススコアは最高で“10.0(満点)”とされている。なるべく早急なアップデートが必要だ。

 そのほかにも、タイムゾーンデータのアップデートやいくつかの不具合が修正された。

 「Java SE 8 Update 71」は現在、公式サイト“java.com”から無償でダウンロード可能。最新版のインストーラーにはシステムに残されている古いバージョンの「Java SE」を削除する機能が追加されているため、同社では“java.com”から最新版のインストーラーをダウンロードすることを強く推奨している。

システムに残されている古いバージョンの「Java SE」を削除して、これらを標的とする攻撃を防止

 なお、次回のCPUは2016年4月19日に実施される予定。

ソフトウェア情報

「Java SE Runtime Environment 8(JRE 8)」「Java SE Development Kit 8(JDK 8)」Windows版
【著作権者】
Oracle and/or its affiliates
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8 Update 71(16/01/19)

(樽井 秀人)